案内サイトと店舗の違い。注文・予約・代金の受け口から考える

公開日: 2026-09-14 #EC開設 #要件整理 #基礎知識

案内サイトか店舗(ネットショップ)かは、サイト上で注文や代金を受け取るかどうかで分かれます。サービスを比べる前に、自分の商売で「注文」「予約」「代金」をどこで受けているか、これからどこで受けたいかを書き出してください。

受け口を書き出す

紙に次の表を写し、行ごとに当てはまるものを書き込みます。

受け口 自サイトで受けたい 別の場所で受ける(店頭・電話・モールなど) 受けない・未定
注文
予約
代金

「代金」の行が自サイトなら、決済の仕組みと、その利用条件の確認が必要になります。すべて別の場所か「受けない」なら、案内サイトで足りる可能性があります。予約だけ自サイトで受けたい場合は、決済とは別に予約の受け方を確認します。

公式情報に書かれている各サービスの位置づけ

以下は各社の公式ページの記載を確認した範囲です(確認日2026-09-14)。同じ会社でも、ネットショップ・予約・店頭決済が別の商品になっていることがあるので、申し込む前に対象の商品名を確かめてください。

  • BASE: 公式ヘルプは「誰でも簡単にネットショップが作成できるサービス」とし、決済機能「BASEかんたん決済」を備えると説明しています(BASEとはなんですか)。
  • STORES: 公式サイトでは「ネットショップ」「キャッシュレス決済」「予約システム」などが別のサービスとして並びます(STORES)。ネットショップのページには、予約販売や定期便などの販売方法が載っています(STORES ネットショップ)。来店予約を受けたい場合と、商品を予約販売したい場合では、見るべきサービスが違います。
  • Shopify: 公式サイトは機能として「チェックアウト」「決済方法」「注文管理と在庫管理」を挙げています(Shopify)。
  • グーペ: 店舗のホームページ作成サービスで、公式の機能一覧には予約フォームのほか、「PayPalと連携することでショッピングカートをメニューページに設置できます」との記載や、別サービスのカラーミーショップを利用した「どこでもカラーミー」の設置が載っています(グーペ 機能一覧)。案内を中心にしたサービスでも、連携によって代金を受け取れる場合があるということです。

受け口のほかに確かめる4点

  • 商材: 在庫を持つ商品か、日時を予約してもらうサービスかで、在庫管理と予約管理のどちらが要るかが変わります。
  • 配送: 発送するなら、送料の設定方法や配送業者との連携を確認します。来店での受け渡しだけなら対象外です。
  • 代金の受け取り: 自サイトで受け取るなら、使える決済手段、手数料、利用審査の条件を公式情報で確認します。
  • 運営担当: 注文や予約が入ったとき、誰が確認し、発送や問い合わせに対応するかを決めておきます。

費用の見方

月額費用のかからないプランを案内しているサービスもあり(決済手数料などは別に確認が必要)、機能が多いサービスを選んだからといって月額が必ず増えるわけではありません。有料プランや追加機能を契約する場合は、表に書いた受け口に対して使わない機能へ費用を払っていないかを見直してください。

書き出した内容は、4問で前提を確認するツールに当てはめて、次に確かめることを整理できます。